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能登七尾に
受け継がれる祭礼
青柏祭

​5月3日、4日、5日

高さ約12m、通称「でか山」は、約500年以上前から能登・七尾のまちなかを勢いよく曳き廻します。

七尾市の「青柏祭の曳山行事(せいはくさいのひきやまぎょうじ)」は、若葉萌える5月に行われる大地主神社(おおとこぬしじんじゃ)の例大祭で、能登地区最大の祭礼です。

2016年(平成28年12月)、全国32件の「山(やま)・鉾(ほこ)・屋台(やたい)行事」とともに、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されました。

「でか山」は、文字通り「でかい山車(だし)」を簡略化した名称です。

高さが約12メートル、「開き」と呼ばれる上部に前後幅が最大約13メートルにも及びます。重量約20トン、車輪の直径は約2メートルの大きさです。

ユネスコ文化遺産登録 

日本一「でか山」

外観は逆ハの字形で、江戸時代に日本海を拠点にした北前船を模したとも、大地主神社が「山王神社(さんのうじんじゃ)」と呼ばれることから、その山の字をまねたなど、いくつかの説があります。

色とりどりの鮮やかな化粧幕で飾られたでか山の車輪の上段には、飾り舞台が設けれれています。

通常、3体の人形が飾られ、歌舞伎の名場面が再現されます。

人形は毎年、新調されており、桃山から江戸時代初期にかけて活躍した七尾出身の長谷川等伯や加賀藩祖で七尾城主を務めた前田利家など、七尾ゆかりの人物を取り上げた例もあります。

​「でか山」巡行前の「人形見」

でか山が出るのは、毎年5月3日から5日にかけての3日間ですが、それに先立って2日の夕方、でか山の舞台に飾る人形を展示する「人形見(にんぎょうみ)」が各山町の民家などで行われます。

人形見が行われる家は「人形宿(にんぎょうやど)」と呼ばれ、その年に家族が結婚したり、子どもが生まれるなどのお祝いごとがあったところが中心です。

人形宿の軒先には紅白の長幕を張り、室内には人形や神饌、つまりお供えもののほか、盆栽や生け花、置物などで加ダリつけをします。

​見物客は人形宿の家々を見て回り、祭りの前夜祭気分を味わいます。

​青柏祭「でか山」の見どころ

「辻回し(つじまわし)」90度に方向転換

​大きな「でか山」がその場で進行方向を90度に変える「辻回し」は迫力満点です。

辻回しは、道幅が狭いT字路などで、家々の軒先すれすれに、でか山が方向転換を一気に行います。

辻回しは、テコの原理使います。約7メートルの樫の木で出来た大梃子(おおでこ)を使ってでか山の前輪を浮かせます。

先端から60センチほどのところに枕木を入れ、大梃子に10数人の若衆が乗って、でか山を浮かせます。

でか山が浮いたところに、山車の下に取り付けられた直経1メートルの「地車(じぐるま)」を下ろします。地車は進行方向に対し、90度に取り付けられているので、その場で方向転換ができる仕組みです。

​※七尾里山里海百景 電子ブック

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